レジオネラ菌について
レジオネラ菌とは
土の中、河川、水溜りなど身の回りに普通にいる細菌です。
感染が起こるのは、高濃度の菌を含む水分が空気中に漂うエアロゾルという状態になっているものを吸い込んだときです。
特徴
温度は20℃から50℃の水中を好み、特に36℃前後が最適であり、この環境にあるアメーバなどの細胞の中で増殖します。
感染例で多いのが温浴施設となっております。他に目に見えない程の細かい水しぶきより空気中に菌が漂い、吸い込んでしまうと感染する恐れがあります。
対策
水の交換、清掃、消毒を心掛けることです。浴槽については常にきれいにし、お湯は毎日取り替えることです。
他に加湿器等、水を溜めて利用しているものや、シャワー等、水しぶきのある設備についても注意が必要です。
レジオネラ症について
レジオネラ菌により起こる感染症。レジオネラ症には劇症型のレジオネラ肺炎と一過性のポンティアック熱の2種類があります。
また、人から人への感染はありません。
レジオネラ肺炎
【主な症状】
発熱、咳、たん、呼吸困難、頭痛、筋肉痛、下痢、意識障害、精神神経系症状などの呼吸器以外の症状も有り
【潜伏期間】
2~10日
ポンティアック熱
【主な症状】
発熱、咳、頭痛、筋肉痛、呼吸器症状は軽微
【潜伏期間】
1~2日